jdk/src/linux/doc/man/ja/kinit.1
author jjg
Mon, 06 Oct 2008 16:57:15 -0700
changeset 1365 ced0e3c4678f
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.\"
.\"
.\" 
.TH kinit 1 "2004 年 6 月 22 日"
.SH "名前"
kinit \- kinit は Kerberos チケット許可チケットを取得およびキャッシュ
するときに使用します。このツールはほかの一般的な Kerberos 実装 
(SEAM や MIT のリファレンス実装など) の kinit ツールと機能的に似ています。
.LP
kinit を使用するためには、kinit を実行する前に Key Distribution Center 
(KDC) を使用してプリンシパルとして登録する必要があります。
.SH "形式"
.B kinit
[
.IR commands " ]" 
<principal name>
.SH "機能説明"
デフォルトでは、UNIX プラットフォームの場合、/tmp/krb5cc_<uid> という
名前のキャッシュファイルが生成されます。<uid> は、システムにログイン
したユーザのユーザ識別番号です。その他のプラットフォームの場合、
<USER_HOME>/krb5cc_<USER_NAME> という名前のキャッシュファイル
が生成されます。
.LP
<USER_HOME> は 
.BR java.lang.System 
プロパティの 
.BR user.home
から取得されます。<USER_NAME> は 
.BR java.lang.System 
プロパティの 
.BR user.name
から取得されます。<USER_HOME> が null である場合、
キャッシュファイルはプログラムを実行した現在のディレクトリに格納され
ます。<USER_NAME> はオペレーティングシステムのログインユーザ名
です。このユーザ名はユーザのプリンシパル名とは異なる場合があります。
たとえば Solaris では、<USER_NAME> が duke であり、<USER_HOME> 
が /home/duke である場合、ユーザのプリンシパル名は /home/duke/krb5cc_duke 
になります。
.LP
デフォルトでは、キータブ名は Kerberos 構成ファイルから取得されます。
キータブ名が Kerberos 構成ファイルに指定されていない場合、キータブ名は <USER_HOME>/krb5.keytab になります。
.LP
コマンド行の password オプションでパスワードを指定しない場合、
kinit はパスワードの入力を求めます。
.LP
.B 注:
コマンド行の password オプションはテストの目的だけに提供されます。
パスワードをスクリプト内に指定したり、コマンド行に指定したりしないで
ください。そうすることによって、パスワードが漏れる可能性があります。
.LP
詳細については、kinit 関連のマニュアルページを参照してください。
.SH "コマンド"
.B kinit \-fp
[
\-c <cache_name> ]
[
\-k ]
[
\-t <keytab_filename> ]
[
<principal> ]
[
<password> ]
[
\-help ]
.TP
.BI \-f
転送可能なチケットを発行します。
.TP
.BI \-p
プロキシ可能なチケットを発行します。
.TP
.BI \-c 
<cache_name>
キャッシュ名 (たとえば、FILE:/temp/mykrb5cc)。
.TP
.BI \-k
キータブを使用します。
.TP
.BI \-t 
<keytab_filename>
キータブ名 (たとえば、/home/duke/krb5.keytab)。
.TP
.BI <principal>
プリンシパル名 (たとえば、duke@java.sun.com)。
.TP
.BI <password>
プリンシパルの Kerberos パスワード (コマンド行やスクリプトにパスワード
を指定しないでください)。
.TP
.BI \-help
ヘルプを表示します。
.SH "使用例"
認証に有効な資格を現在のクライアントホストから要求して、
デフォルトサービスのために資格のキャッシュをデフォルトの場所 
(/home/duke/krb5cc_duke) に格納します。
.LP
.ft 3
.nf
kinit duke@JAVA.SUN.COM
.fi
.ft 1
.LP
異なるプリンシパルのためにプロキシ可能な資格を要求して、これらの資格を
指定したファイルキャッシュに格納します。
.LP
.ft 3
.nf
kinit \-p \-c FILE:/home/duke/credentials/krb5cc_cafebeef cafebeef@JAVA.SUN.COM
.fi
.ft 1
.LP
異なるプリンシパルのためにプロキシ可能で転送可能な資格を要求して、
これらの資格を指定したファイルキャッシュに格納します。
.LP
.ft 3
.nf
kinit \-f \-p \-c
FILE:/home/duke/credentials/krb5cc_cafebeef cafebeef@JAVA.SUN.COM
.fi
.ft 1
.LP
kinit のヘルプメニューを表示します。
.LP
.ft 3
.nf
kinit \-help
.fi
.ft 1
.LP
.SH "セキュリティに関する警告"
コマンド行の 
.BR password
オプションはテストの目的だけに提供されます。パスワードをコマンド行に指定しないでください。
これはセキュリティホールになります。たとえば、UNIX の 
.BR ps
コマンドの実行中に、攻撃者はパスワードを検出することができてしまいます。