jdk/src/linux/doc/man/ja/jhat.1
author ogino
Tue, 19 Apr 2011 20:58:46 -0700
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."
.TH jhat 1 "14 Apr 2011"

.LP
.SH "名前"
jhat \- Java ヒープ解析ツール
.LP
.RS 3
.TP 2
o
形式 
.TP 2
o
パラメータ 
.TP 2
o
説明 
.TP 2
o
オプション 
.TP 2
o
関連項目 
.RE

.LP
.SH "形式"
.LP
.nf
\f3
.fl
\fP\f3jhat\fP [ \f2options\fP ] <heap\-dump\-file>
.fl

.fl
.fi

.LP
.SH "パラメータ"
.LP
.RS 3
.TP 3
options 
オプションを使用する場合、コマンド名の直後に記述してください。 
.TP 3
heap\-dump\-file 
ブラウズ対象となる Java バイナリヒープダンプファイル。複数のヒープダンプを含むダンプファイルの場合、「foo.hprof#3」のようにファイル名の後に「#<number>」を付加することで、ファイル内の特定のダンプを指定できます。 
.RE

.LP
.SH "説明"
.LP
.LP
\f3jhat\fP コマンドは、java ヒープダンプファイルを解析し、Web サーバーを起動します。jhat を使えば、お好みの Web ブラウザを使ってヒープダンプをブラウズできます。jhat は、「ある既知のクラス「Foo」のすべてのインスタンスを表示する」といった、事前に設計されたクエリのほか、\f3OQL\fP (\f3O\fPbject \f3Q\fPuery \f3L\fPanguage) もサポートします。OQL のヘルプには、jhat によって表示される OQL ヘルプページからアクセスできます。デフォルトポートを使用する場合、OQL のヘルプは http://localhost:7000/oqlhelp/ で利用可能です。
.LP
.LP
Java のヒープダンプを生成するには、いくつかの方法があります。
.LP
.RS 3
.TP 2
o
jmap(1) の \-dump オプションを使って実行時にヒープダンプを取得する。 
.TP 2
o
jconsole(1) のオプションを使って 
.na
\f2HotSpotDiagnosticMXBean\fP @
.fi
http://java.sun.com/javase/6/docs/jre/api/management/extension/com/sun/management/HotSpotDiagnosticMXBean.html 経由で実行時にヒープダンプを取得する。 
.TP 2
o
\-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError VM オプションを指定すると、OutOfMemoryError のスロー時にヒープダンプが生成される。 
.TP 2
o
.na
\f2hprof\fP @
.fi
http://java.sun.com/developer/technicalArticles/Programming/HPROF.html を使用する。 
.RE

.LP
.LP
\f3注:\fP このツールは\f3試験的なもの\fPであり、将来の JDK のバージョンでは\f3利用できなくなる\fP可能性があります。
.LP
.SH "オプション"
.LP
.RS 3
.TP 3
\-stack false/true 
オブジェクト割り当て呼び出しスタックの追跡を無効にします。ヒープダンプ内で割り当てサイト情報が使用できない場合、このフラグを false に設定する必要があります。デフォルトは true です。 
.TP 3
\-refs false/true 
オブジェクトへの参照の追跡を無効にします。デフォルトは true です。デフォルトでは、ヒープ内のすべてのオブジェクトについて、バックポインタ (指定されたオブジェクトをポイントしているオブジェクト。参照者または受信参照とも呼ばれる) が計算されます。 
.TP 3
\-port port\-number 
jhat の HTTP サーバーのポートを設定します。デフォルトは 7000 です。 
.TP 3
\-exclude exclude\-file 
「到達可能なオブジェクト」のクエリから除外すべきデータメンバーの一覧を含むファイルを指定します。たとえば、このファイルに \f2java.lang.String.value\fP が含まれていた場合、特定のオブジェクト「o」から到達可能なオブジェクトのリストを計算する際に、\f2java.lang.String.value\fP フィールドに関連する参照パスが考慮されなくなります。 
.TP 3
\-baseline baseline\-dump\-file 
ベースラインとなるヒープダンプを指定します。両方のヒープダンプ内で同じオブジェクト ID を持つオブジェクトは「新規ではない」としてマークされます。その他のオブジェクトは「新規」としてマークされます。これは、異なる 2 つのヒープダンプを比較する際に役立ちます。 
.TP 3
\-debug int 
このツールのデバッグレベルを設定します。0 は「デバッグ出力なし」を意味します。より大きな値を設定すると、より冗長なモードになります。 
.TP 3
\-version 
バージョン番号を報告したあと、終了します。 
.TP 3
\-h 
ヘルプメッセージを出力して終了します。 
.TP 3
\-help 
ヘルプメッセージを出力して終了します。 
.TP 3
\-J<flag> 
jhat が実行されている Java 仮想マシンに <flag> を渡します。たとえば、512M バイトの最大ヒープサイズを使用するには、\-J\-Xmx512m とします。 
.RE

.LP
.SH "関連項目"
.LP
.RS 3
.TP 2
o
jmap(1) 
.TP 2
o
jconsole(1) 
.TP 2
o
.na
\f2hprof \- ヒープおよび CPU プロファイリングツール\fP @
.fi
http://java.sun.com/developer/technicalArticles/Programming/HPROF.html 
.RE

.LP