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.TH servertool 1 "2006 年 9 月 4 日" "Java SE 6" "ユーザーコマンド"
.SH "名前"
servertool - Java(TM) IDL サーバツール
.LP
.B servertool
は、アプリケーション開発者が持続サーバの登録、登録解除、起動、停止を行うためのコマンド行インタフェースを提供します。
.SH "形式"
.B servertool
\-ORBInitialPort nameserverport options [ commands ]
.LP
.B servertool
の起動時にコマンドを
入力しなかった場合は、
コマンド行ツールが
.B servertool >
プロンプトを表示します。
.B servertool >
プロンプトで
コマンドを入力します。
.LP
.B servertool
の起動時にコマンドを入力した場合は、
Java IDL サーバツールが起動し、
コマンドを実行して終了します。
.LP
\-ORBInitialPort nameserverport オプションは、必須です。
nameserverport の値は、orbd を実行し、
着信要求を待機しているポートを指定します。
Solaris ソフトウェアを使用する場合は、
スーパーユーザになって 1024 未満のポートでプロセスを開始する
必要があります。このため、1024 以上のポート番号の
使用を推奨します。
.SH 機能説明
.BR servertool
はアプリケーション
プログラマが、持続サーバの登録、登録解除、起動、停止を
行うためのコマンド行インタフェースです。
サーバに関するさまざまな統計情報を取得するために
その他のコマンドが用意されています。
.SH オプション
.TP
.BI \-ORBInitialHost " nameserverhost"
ネームサーバを実行し、着信要求を待機している
ホストマシンを指定します。このオプションを
指定しない場合、nameserverhost はデフォルトの
localhost になります。
.B orbd
と
.B servertool
が異なるマシンで実行されている場合は、orbd が
実行されているホストの名前または IP アドレスを
指定する必要があります。
.TP
.BI \-J option
オプションを Java 仮想マシンに渡します。
ここで option は、Java アプリケーション
起動プログラム
.fi
(http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/solaris/java.html)
のリファレンスページで説明されている
オプションの 1 つです。
たとえば、\-J-Xms48m は、
起動メモリを 48M バイトに設定します。
\-J が基本にする仮想マシンにオプションを
渡すことは、共通の規約です。
.SH コマンド
.TP
.B register \-server <server class name>
.B \-classpath <classpath to server>
[
.B \-applicationName <application\ name>
.B \-args <args to server>
.B \-vmargs <flags to be passed
.B to Java VM>
]
.RS
.LP
新しい持続サーバを Object Request Broker Daemon (ORBD) に登録します。
まだ登録されていない場合は、サーバが登録され、有効化されます。
このコマンドを使用すると、
\-server オプションによって
識別されるサーバのメインクラスでインストールメソッドが
呼び出されます。インストールメソッドは、
public static void install (org.omg.CORBA.ORB) で
なければなりません。このインストールメソッドを
オプションで使用すると、開発者は独自の
サーバインストール動作 (データベーススキーマの作成など)
を指定できます。
.RE
.TP
.B unregister \-serverid <server id >
.B | \-applicationName <application\ name>
.RS
.LP
サーバ ID またはアプリケーション名を使用して、
ORBD からサーバを登録解除します。
このコマンドを使用すると、\-server オプションによって
識別されたサーバのメインクラスでアンインストール
メソッドが呼び出されます。アンインストールメソッドは、
public static void uninstall(org.omg.CORBA.ORB)
でなければなりません。このアンインストールメソッドを
オプションで使用すると、
開発者は独自のサーバアンインストール動作
(インストールメソッドの動作の取り消しなど)
を指定できます。
.RE
.TP
.B getserverid \-applicationName <application name>
アプリケーションに対応するサーバ ID を返します。
.TP
.B list
.br
ORBD に登録されているすべての持続サーバに関する情報を
一覧表示します。
.TP
.B listappnames
ORBD に現在登録されているすべてのサーバのアプリケーション名を
一覧表示します。
.TP
.B listactive
ORBD によって起動され、稼動しているすべての
持続サーバに関する情報を
すべて一覧表示します。
.TP 3
locate \-serverid\ <server\ id\ >\ |
\-applicationName\ <application\ name>
[\-endpointType\ <endpointType>\ ]
.RS
.LP
登録されているサーバによって作成されたすべての ORB の特定のタイプ
のエンドポイント (ポート) を特定します。サーバがまだ稼動していな
い場合は、起動されます。エンドポイントタイプが指定されないと、サ
ーバ内の各 ORB に関連したプレーン/非保護の
エンドポイントが返されます。
.RE
.TP 3
locateperorb
\-serverid\ <server\ id\ >\ |
\-applicationName\ <application\ name>
[\-orbid\ <ORB\ name>\ ]
登録されているサーバの特定の ORB によって登録されたすべてのエンド
ポイント (ポート) を特定します。サーバがまだ動作していない場合は、
起動されます。
.BR orbid
が指定されないと、デフォルト値である "" が
.BR orbid
に割り当てられます。空の文字列の
.BR orbid
を使用して ORB が作成されると、それによって登録されているす
べてのポートが返されます。
.RE
.TP
.B orblist \-serverid <server id> |
.B \-applicationName <application name> ]
.RS
.LP
サーバで定義されている ORB の ORBId を一覧表示します。
ORBId は、サーバによって作成された ORB の
文字列名です。サーバがまだ稼動していない場合は、
サーバを起動します。
.RE
.TP
.B shutdown \-serverid <server id> |
.B \-applicationName <application name> ]
.RS
.LP
ORBD に登録されているアクティブなサーバを停止します。
このコマンドの
実行中に、
サーバプロセスを適切に停止するために、
\-serverid または \-applicationName パラメータで
指定されたクラスで定義されている
.BR shutdown()
メソッドも呼び出されます。
.RE
.TP
.B startup \-serverid <server id> |
.B \-applicationName <application name>
.RS
.LP
ORBD に登録されているサーバを起動します。
サーバが稼動していな
い場合、このコマンドはサーバを起動します。サーバが既に稼動して
いる場合は、エラーメッセージがユーザに返されます。
.RE
.TP
.B help
.br
このサーバツールを使用してサーバに対して実行できるすべての
コマンドを一覧表示します。
.TP
.B quit
.br
このサーバツールを終了します。
.RE
.SS "関連項目"
.LP
.LP
orbd
.LP